2021年、旅行業界は再び大変厳しい状況下に置かれました。 

各国での規制や継続的なロックダウンにより旅行の予約が困難になり、さらに追い打ちをかけるように、一部の人は旅行自体を完全に取りやめるようになりました。 一方で、トラベルバブルの導入など、観光業界では平常を取り戻そうという動きがありました。その後、別の新しいトレンドが生まれたり、消費者の新たな期待が膨らむ活動も見られました。弊社が予測する2022年の旅行業界トレンドは次の通りです。 

コロナ対策がキーに 

新型コロナウイルス感染症の流行が始まって以来、旅行者は安全性をより意識するようになりました。最近の調査では、旅行者の70％が旅行に関する決定をする際に、旅行事業者が新型コロナウイルス感染症の安全対策や規制に従う意思があるかどうかを重視していることが分かっています。 　　

2022年に入ってもこのトレンドは続き、それが当然のものとして認識されると予想されます。 交通機関、ホテル業界、そして観光地に対して、旅行者は高いレベルのコロナ対策を求めています。 

少ない回数で、より充実した旅の思い出を 

よくある旅行から贅沢な旅行へと嗜好が変化する最近の傾向は2022年も続くことが予想されます。旅行者はより快適な休暇を過ごすためにお金をかけるようになり、旅行の頻度は少なくなる傾向が続くでしょう。 

このような傾向は、「一生に一度しか得られないような旅行体験をしてみたい」という人々の思いに拍車をかけています。例えば、マチュピチュ近郊のペルー都市への予約は50%近く上昇しています。 

コロナ禍により長い期間、家の中で過ごすことを余儀なくされたため、今、またとない素晴らしい旅行を探し求めている人が増えているのを旅行業界は目の当たりにしています。 

高まるエコツーリズムの人気 

サステナビリティ（持続可能性）は、これまで以上に話題になり、どの世代にも「環境にやさしい旅行」は重要視されています。特にZ世代の旅行者にとってはとても重要な要素です。今、求められているのは、環境への影響を「抑える」だけでなく「還元」もできる「環境にやさしい旅行」です。多くの人が、地域のコミュニティや地球を支える活動に参加することを望んでいます。 

最近の調査によると、82%の人が、コロナ禍を経験したことで未来に責任のある旅行をしたいと考えるようになったと回答しています。 

気ままな旅行 

誰しも、手に入らないものほど欲しくなるものです。実際、シンガポールでの最近の調査によると、回答者の25%が、旅行に関しては今この瞬間を大切にして、もっと心の赴くままに旅をしたいと答えています。 

コロナ禍によって、気ままな旅行はできなくなりました。思い立った時に飛行機に飛び乗ることができる時代がいつ戻るのかは誰にもわかりません。しかし、柔軟な予約方法が増加したことで、旅行者は急に思い立った旅行も実行することができるようになってきました。 

テクノロジーを駆使した旅行 

デジタルテクノロジーは現代の旅行には欠かすことのできない要素になりました。2022年、旅行会社はこれまで以上にデジタルテクノロジーを取り入れていくでしょう。 デジタルのコロナワクチンパスポートから、アプリを使っての非接触型チェックイン、搭乗手続き、サービスの発注に至るまで、旅行業界は常に旅行者が旅行しやすい方法を模索しています。 

コロナ禍における旅行の時代に、リアルタイムで情報をやりとりすることはきわめて重要になりました。そしてこれは今後も続くものと予想されます。 

2022年、お客様の旅行ビジネスのグローバルな成功を確かなものにするため、今すぐ弊社のチームに詳細をお問い合わせください。