中国語圏でビジネスを成功させるために知っておくべき3つのポイント
中国語は世界中に13億人のネイティブスピーカーがおり、母国語とする話者数が最も多い言語です。 一方で、中国語にはさまざまな種類があることや、かなり多くの国・地域で使われていることはあまり知られていません。
今回は、中国語話者の地理的な分布や、各地域で使われている中国語の違いについて紹介していきます。
中国語圏でビジネスを成功させるには、以下3つのポイントを押さえておくことが重要です。
1. 中国語が話されている地域
中国語が公用語となっているのは、中国、台湾、香港、マカオです。さらに、シンガポールとマレーシアにも中国語話者の大きなコミュニティが存在します。
また、公用語ではないものの、中国からの移民やその子孫が中国語を話している国も少なくありません。例えば、タイ、ブルネイ、ミャンマー、フィリピン、インドネシア、ベトナム、米国、カナダなどです。
2. 中国語の簡体字を使用する地域
簡体字は、中国、シンガポール、マレーシアで使用されている文字です。
その名称からも分かるように、簡体字では簡略化された漢字を使います。識字率を高めることを目的として、1960年代に中国政府が広く推進しました。シンガポールとマレーシアでは中国が主なビジネス相手だったことから、簡体字が導入されています。
3. 中国の繁体字を使用する地域
繁体字は、香港、マカオ、台湾で使用されている文字です。
中国が簡体字を使用し始めた時期には、香港とマカオはそれぞれ英国とポルトガルの植民地だったことから、文字の変更が行われませんでした。台湾は中国と政治的な緊張関係にあるので、簡体字の導入をしていません。
このように中国語圏の人々に向けてビジネスを展開する際は、適切な中国語を使うことが重要です。不適切な中国語を使用すれば、顧客が離れていく可能性があるだけではなく、怒らせてしまう場合さえあります。
今回の記事で、さまざまな中国語の概要についてご理解いただければ幸いです。さらに詳しい情報やアドバイスについては、こちらから完全版のガイド(英語版)をご覧ください。
*リンク先のWebcertain社はトランスパーフェクトグループの多言語デジタルマーケティング会社です。
このガイドには次の内容が含まれています。
・世界中の中国語話者の詳細な分布
・簡体字を使用する地域と繁体字を使用する地域
・話し言葉として標準中国語を使用する地域と広東語を使用する地域
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