Webサイト多言語化 - OneLinkとGlobalLink
前回は「ビジネスのニーズにあわせたGlobalLinkのご紹介- 様々な翻訳プロジェクトに柔軟対応-」と題して我々のテクノロジー製品の概要を説明しましたが、今回は「Webサイトの多言語化」に特化してトランスパーフェクトのWebサイトの多言語化ソリューションのご紹介とそれぞれの利点、またどういったニーズに合っているのかといった点についてまとめていきたいと思います。
Webサイトの多言語化を計画している担当者の方の参考に少しでもなれば幸いです。
Webサイトの多言語化を行う方法
Webサイトを多言語化する場合は、下記の3つの方法が上げられます。
1.手動でマニュアルに沿って行う方法
翻訳管理システムなどとの連携を利用せずに、手動でテキストをワードやエクセルファイルにコピー&ペーストを行います。また、その際参照用にWebサイトのスクリーンショットなども取ります。そして、これらのファイルを翻訳会社や翻訳者にメールなどで翻訳依頼する方法です。サイトのボリュームが少量であれば問題はないかもしれませんが、100ページの翻訳管理をこの方法で行うと工数が膨大になります。
2.翻訳プロキシサーバーを用いる方法
翻訳プロキシサーバーを翻訳元のWebサイトとユーザーの間に配置し、Webサイトの多言語化を行う方法があります。翻訳プロキシサーバーが自動でコンテンツを取得するため、翻訳対象となるコンテンツのファイルを送受信する必要がありません。 *翻訳プロキシサーバーとは:お持ちのサイトとインターネットユーザーとの間に介在し、瞬時に多言語化のルールに従って、Webサイトを多言語化する仕組みを持つサーバー。
3.システム連携で行う方法
Webサイト管理システムなど、Webサイトのプラットフォームと翻訳管理システムを連携し、サイトのデータ連携を行って翻訳プロジェクトを管理する方法です。Webサイトの管理システムと連携を行うためバックエンドで連携作業を行う必要があります。 コンテンツ管理の点では、Webサイトの管理システムに翻訳を保存し運用するため、コンテンツ運用の自由度が高いのがメリットです。 そのため、グローバルコンテンツとローカルコンテンツが混ざり合うような複雑なコンテンツ構造の多言語サイトも容易に管理が可能となります。
弊社では「翻訳プロキシサーバーを用いる方法」も、「システム連携で行う方法」もカバーするソリューションを提供しています。
以下それぞれのソリューションについてご紹介いたします。
OneLink- 翻訳プロキシサーバーを用いる方法
- OneLinkは翻訳プロキシサーバーを用いて多言語サイトを短期間で立ち上げるソリューションです。エンドユーザーがお客さまのWebサイトを訪問した際、弊社の翻訳プロキシサーバーがお客さまのWebサイトページの多言語化をリアルタイムで実行いたします。
- OneLinkは、最短30日という短期間で多言語サイトの立ち上げを実施することが可能です。また、多言語化に精通したチームが運用から調整まで全て対応するため、プロジェクト管理費や開発費が不要です。
- セキュリティ面では、PCI認定*のWebローカリゼーション技術を使用するためセキュアな環境になっていますので安心してご利用いただけます。
OneLink導入 3つのメリット
1.最短30日の短期間で多言語サイトを立ち上げ可能
OneLinkは、お客さまのWebサイトにあるコンテンツを、自動で取得し、多言語化ルールに従って翻訳いたします。 そのため、お客さまからコンテンツを提供していただく必要がありません。また、インストールやバックエンドの連携を行う必要がないため、 最短30日でWebサイトを多言語化し、運用を開始することが可能です。
2.プロジェクト管理費や開発費が不要
OneLink の自動変更検知テクノロジーにより、 Webサイト上のコンテンツを自動で同期し、 Webサイト常に最新に維持することが可能です。また、多言語化に伴い Webサイトの機能修正やスタイル修正が必要になりますが、これらも全てOneLinkのWebサイトの多言語化に精通したチームが行うため、追加の開発が必要ありません。
3.多言語化に精通したチームが運用から調整まで全て対応
OneLinkを導入いただいた場合、お客さまの多言語化されたWebサイトの運用と調整を、OneLinkのWebサイトの多言語化に精通したチームが請け負います。そのため、お客さまのほうで多言語サイトを管理するための技術チームをもつ必要はありません。
GlobalLink Connect - システム連携を行う方法
GlobalLink Connectは、Webサイトのコンテンツ管理システムとの連携が可能です。 GlobalLink Connect の連携アダプタを用いて、クライアントの翻訳管理システム上から直接コンテンツを選択し、翻訳依頼を送ることができます。そのため、手作業によるファイルのエクスポートやコピーアンドペーストが不要になります。 GlobalLink Connectは、Adobe Experience ManagerやSitecoreそしてDrupalとの連携が可能です。
GlobalLink Connect 導入3つのメリット
1.既存Webサイトから直接翻訳依頼や管理を行うことが可能
トランスパーフェクトで開発されたアダプタによって、クライアントが既に利用中のWebサイト管理基盤から、直接翻訳依頼が出せるようになっています。また、クライアントが既に利用している使い慣れたシステムで翻訳依頼の管理を行うことができます。導入フローもアダプタパッケージをインストールし、設定を行うというシンプルな流れで完了です。
2.柔軟な翻訳依頼のワークフロー
本社と海外支社の間で生じる「翻訳を依頼する際の手続き上の違い」なども、 「全て自動で修正し、適切に依頼が行うことができる」柔軟なワークフローを 設計しています。
3.多言語コンテンツのバックエンド自動連携
翻訳後のローカルコンテンツは、ワークフロ―に従って自動的にWebサイト管理システムに戻るため、コンテンツのインポート・エクスポートといった手動作業が必要ありません。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました!ここまで触れてきたようにトランスパーフェクトでは様々なニーズを満たすWebサイト多言語化のソリューションを準備しています。 Webサイト多言語化プロジェクトのニーズに合わせた最適なソリューションを提案させていただきますので、ぜひこちらからご相談ください。
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